終身雇用が終わる。

終身雇用制度を維持できないって経団連の会長が言ってる。

経団連、トヨタの社長が終身雇用無理って言ってて、NEC、カシオ、富士通、コカコーラで早期退職を促してる。

サイボウズもマネージャークラスのポジションを廃止するみたいな話もあるし。

・経団連会長
・トヨタの社長
・NEC
・カシオ
・富士通
・コカ・コーラ
・サイボウズ

経団連会長とトヨタの社長の話。NEC、カシオ、富士通、コカ・コーラの早期退職。サイボウズのマネージャーのポジション廃止。これら一見バラバラに見えますよね?

世の中って単独で一つ一つの話が出てきますよね、 断片的に。

実は全部繋がってます。

日本の会社って基本ピラミッド構造になってますからね。

NEC、カシオ、富士通、コカ・コーラの早期退職は中間層の話をしてる。45歳以上のこと、ここが非常に高給取りなんですね。だからここの高給取りをなんとかしないと経営再建できないよって言ってる。だから、終身雇用が終わるってことは、まずひとつは、この中間層を無くすってことです。

今までのピラミッド構造が崩れるってことですね。

今後はかなりフラットな組織になっていくんじゃないかな。

そのフラットな組織が当たり前になってくるとどうなるのか。

・経営幹部・幹部候補社員
・スペシャリスト・専門家
・アルバイト・パート
大きく分けるとこの3つに分かれていくんじゃないかと思われます。

フラットになると、経営幹部と幹部候補だけでいい。組織はそれだけでも動くから。じゃあ、あとの人はどう働くのか。スペシャリスト・専門家かアルバイト・パートで働くしかない。会社が何かしようとした時、社員が少ないから外部に頼むことになる。(外部って、スペシャリスト・専門家の人たち)外部のスペシャリストを呼んでプロジェクトを組む。そのプロジェクトに外部の人と契約して入ってもらって、そこで仕事をしていく。終わったらまたそれぞれの場所に戻る。終身雇用制度が終わり、フラット化していくと退職金制度が無くなるってことです。マネージャークラスが無くなって人件費がかなり抑えられる。

経営で一番お金が掛かるのは人件費じゃないですか。その人件費も抑えられてさらに退職金も無くなるわけですよ。だから経営再建が進むんですね。

結果、世の中っていうのは、経営幹部・幹部候補の社員と、外部のスペシャリスト・専門家、またはアルバイト・パートしかないわけです。

終身雇用が行き着く世界は、こんな感じになっていくんじゃないかなーと思うんです。

今後、40~45の定年制もあり得る。

経営幹部・幹部候補の社員になれるのはほんとうにごく一部の人間だけ。目指すべきはスペシャリスト・専門家だけど、ほとんどの人はアルバイト・パートにならざるを得ない。

年収は100~300万円ぐらいかな、この層が一番多くなるんじゃないでしょうかね。

現に大手も動きだしてて、アルバイト・パートの時給を上げてますね。なんでそれができるかって言うと、中間層を全部リストラして、会社から追い出してるから。それが原資になってアルバイト・パートに与えられてる。

フラットな組織を作っていって、なにかプロジェクトをする時は外部の人間を雇ってそれで組織を回していこうと、大手からいま動いてる。

これからはスペシャリスト・専門家目指して、専門性を磨いていかないといけない。あと大事なのは集客できることかなぁ、、、。専門性っていうのは資格とかってことじゃなくて、他の人が持ってない、知識や技術、経験とかそういったものを専門性にして生きていくってことです。経団連会長、トヨタの社長の発言、NEC,カシオ、富士通、コカ・コーラ早期退職の話、サイボウズのマネージャークラスの廃止、ZOZOのアルバイト増員の話、大手の時給を上げてる話、これらは全部個別の話なんだけど実は一つの線でつながってる。

世の中一つ一つの事象を断片的に縦に見るんじゃなくて、横で見るってことがすごい大事。

縦じゃなくて、横で見る!